夏休み課題 POP作り

親が情報デザインに目覚めてしまったばっかりに、巻き込まれる娘。


夏休みの宿題で「推薦図書を読み、そのPOP(本屋さんでよく見る手書き広告)を作る」

というのがあり、その作成にもデザインの観点がふんだんに。

芥川龍之介の蜘蛛の糸を題材にすることに。


娘:POPって何書くの?あらすじ?

デザイン坊主(私):これさあ、誰にどう見せたい?

娘:えっと、読む人?

デザイン坊主:そうね。読む本探してる人ね。どんなこと書いてあるといい?

娘:どんな本かわからないから、内容と、誰が出てきて、どうなるのか?みたいな。

デザイン坊主:なるほど。誰が出る?

娘:カンダタと、お釈迦様と、クモ。

デザイン坊主:どんなこと書いてあるとわかる?

娘:カンダタは殺人と大泥棒する極悪人。お釈迦様は、極楽のハスの池の周りを散歩してて、地獄が見えて、・・

デザイン坊主:まった。それあらすじになってんね。

娘:そっか。お釈迦様は、散歩してる。あと、助けられたクモ。

デザイン坊主:助けられた、ってとこさ、書かないでおいてさ、何が起きたのか!?みたいに煽ったらおもしろいかもね。

娘:あ、いいね。

デザイン坊主:どう煽ろうか。この人物(虫)に何があったのか?とか?

娘:虫って。( ´∀` )。クモって虫じゃないんでしょ。あ、じゃあ「三者」なら。

デザイン坊主:おお。三者とな。(´・ω・`)いいね。どう書いてあったら読みたくなる?そういやこの話のいいとこって何さ。

娘:んーと。生きていくうえで大切なこと、的な。

デザイン坊主:おお。人が生きていく上で大切なこととは何かを描いた傑作、とか?

娘:人が、じゃなくて人と、ね。

デザイン坊主:( ゚Д゚)! 確かに。人と人との関係性の話だよね。。。すげえな(*_*)


ってことで内容は固まりました。


あと、構成も考えました。


中央にある、クモとハスの葉と糸とお釈迦様。

が、どうにもクモが気持ち悪い。


娘:クモって、、、気持ち悪いね。

デザイン坊主:たしかに。よしググろう。イラスト くも + かわいい


検索結果はこんなかんじ。



うーん。気持ち悪いな。。



あ、うーん。かわいいのもあるけども。


よし、書くか。

ってことで、クモのイラストデザインが始まりました。

んー。まだきもいな。

あ、じゃあクモの巣でクモ感をだそう。


娘:顔かきたいんだよね。

なるほど。


デザイン坊主:顔と「クモってわかる要素」を切り出しちゃうのはどうよ。くもって書いてみた。

娘:くもって(^▽^;)


んー。じゃあ

娘:あ、かわいいね。

デザイン坊主:そうか、じゃあクモ感はクモの巣を別に描けば・・


デザイン坊主+娘:キタ!これだね。


ってことで、かわいさとクモ感を、要素を分解することで実現。

で、完成したのがこちら。



デザイナーの親と、アナウンサーかレポーターなどの言葉を活かした仕事を目指す娘の合作完成です。


楽しい夏休み課題になりました。

INFO DESIGN

"情報の地図作り"にまつわる活動をあれこれやっています。

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