INFO DESIGN のホームページ オープンしました
インフォメーションデザイナー 星 一輝(ほし いっき)です。
「やりたいことに 役に立つ情報を わかりやすく届ける」。
その実践とノウハウの浸透を通して、「知りたいことが手に取るようにわかる」世の中を実現したいと思っています。
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インターネットとGoogleのおかげで、情報の手に入りやすさは飛躍的に向上しました。
動画や図解などの浸透で、情報のわかりやすさもどんどん向上しています。
一方で、検索結果画面には字が並び、リンクの先に行ってみないと役立つかどうか不明。
リンク先のページの表現はバラバラ。読みづらかったり役に立たなかったり。
まだまだ、「やりたい知りたい!」 から 「わかった!」 までの距離があると感じています。
それを縮めたい。
人の活動できる時間とエネルギーは有限です。
一生のうちに成し遂げたいことはたくさん。
でも、
訓練(=幼少から青年時代をほぼほぼ費やす、学習)
収集(=検索、書籍、機会などの入手)
理解(=見たり読んだり体験したりして、分かる)
という助走を経てやっと、
思考(=整理、発想、構築する)
創造(=行動し、アウトプットし、価値を作り出す)
です。
この後半の、思考と創造の部分に、もっともっと時間とエネルギーを注ぎたい。
情報の入手や理解は、その手段です。
とことん省略したい。
学生のころからずっと学び続け、社会人になってからもずっと習得のために学び続け、
何かしたいときには探し続け、うんうん言って理解し続け、
やっと、残りの時間と気力体力でアウトプットしています。
でも圧倒的にインプットが多い。
中には役に立たないインプットも多かった。
すべてが無駄とは言いません。でももっと効率を上げられると思う。
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私には耳の遠いおばあちゃんがいました。
補聴器をつけても、大きな声で短くはっきりとしゃべらないと伝わりません。
でもおばあちゃん、好奇心はとても強く、なんでも知りたがり、
あれは何?どうやってるの?
と幼い私に問いかけます。
私は、それを説明すべく、大きな声で伝えます。
長くしゃべるとおばあちゃん側もこちらも大変なので、
短く本質を表す単語を選び、論旨明快に話す。
すると伝わり、おばあちゃんはにっこり。私も伝えられた達成感でにっこり。
これが、私の「人にわかりやすく伝える」の原体験なんだろうと思っています。
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高校の数学の授業が嫌いでした。
どうにもこうにも先生の話し方がわかりづらい。
どんどん理解できなくなり成績も落ちました。
が、まあ受験があります。わからんとばかり言っていては点にはつながりません。
そんなとき出会ったのが、参考書兼問題集の「鉄則」シリーズ。
実に実にわかりやすい。二色刷りでイラストも漫画もありませんが、
明解な章立てと説明の構造、随所に挟まれるシンプルな図解、そして正確な内容。
ばっちり理解でき、成績にもつながり、受験は成功しました。
あらゆる情報がこんなふうに整理され、表現されていたら随分楽なのに。
勉強を通して、そんな思いが強くなっていきました。
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情報って、その表現の仕方ひとつで伝達力が大きく左右されます。
分かりやすい文章、伝わる映像、見事な図解。
これらに触れる度、「これを書いたひとすごい!」とリスペクトします。
分かりやすい表現にもっと触れたい、
私自身もわかりやすい表現ができるようになりたい、
わかりやすい表現をする方法がもっと広まればいい。
そんな考えを持つ先人がいるに違いない、と思いいろいろ調べてみた時期がありました。
が、いまいちそういう切り口で体系立て説明した本や学問分野が見当たりません。
デザイン
文章
図解
Webデザイン
まあここらへんが近いんですが、「どうやって?」がなかなかない。
サインデザイン
ピクトグラム
認知科学
インフォグラフィックス
どうやらこのあたりが、その「分かりやすさ」に切り込んで、体現している分野っぽいです。
そしてやっとこさっとこ本屋で見つけた単語が、
「情報デザイン」
でした。
なるほど。「情報を、人に届くように、設計する。」これですね。
これが2014年ころ。当時はその名前を冠した書籍やサイトはほとんどなく、
「情報デザイン原論」という固い内容の本くらい。
でも、論旨は私の目指すものと合っていました。
で、「情報デザイン」こそが私のやるべき仕事だ、と思い、「情報デザイナー」を名乗り始めました。
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そこから4年。
いろいろ学び、試行錯誤し、今、INFO DESIGNの名を冠したサイトを立ち上げるところまでやってこれました。
「知りたいことが手に取るようにわかる」を目指して、やっていきたいと思います。
2018年5月
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